グランプリ「2nd Anniversary Cup」について(Shadowverse)

 皆様、こんにちは!RAGE vol.4 Shadowverse ファイナリストのJohnnyです!

    2018年6月18日15:00よりShadowverseのアリーナにて、グランプリ「2nd Anniversary Cup」が開催されますので、記事を書くことにしました。

 

  ★グランプリと通常の2Pickとの違いについて

 「2nd Anniversary Cup」は特殊なルールの2Pickです。
 各クラス、これまでにリリースされたカードの中から選定されたクラスカード80枚(ネメシスは60枚)と、全クラス共通のニュートラル15枚の計95枚(ネメシスは75枚)の中から、レアリティを問わず、カードが掲示される。
 掲示カードは全てプレミアムカー

 

 これまでの2Pickと大きく違う点は、毎回のピックでレアリティを問わずカードが掲示される点です。例えば、左側にレジェンドとシルバー右側にブロンズとゴールドのような組み合わせで掲示されることもあるわけです。

 

 また、今まではニュートラルカード(オケアノスや天界への階段)を除いて、レジェンドやゴールドレアリティのカードは1順目のピックと15順目のピックの計4枚のみピックが可能でしたが、今回のフォーマットでは、毎回のピックでゴールドレジェンドのカードが掲示されるようになります。ゴールドやレジェンドカードは比較的カードパワーが高いものが多いので、今までの2Pickデッキに比べてデッキパワーもかなり上がるでしょう。

 ここで重要なことは、様々なレアリティカードがランダム掲示されるということ。例えば、対戦相手は強力なレジェンドカードを7枚ピックできているのに比べて、自分はレジェンドカードを4枚しかピックできない場合もあるということです。

 これを見て、強力なレジェンドカードをたくさん取れたほうが勝てる運ゲーじゃん!!と思われる方もいるかも知れません。

 ただし、2Pickでは2/2/2のフォロワーやドローソースの枚数もある程度考慮しないと、序盤や中盤の動きが安定せずに負けに繋がることもあるので、必ずしもレジェンドの枚数が多ければ勝ちやすいというわけではありません

 それでは、どういうことに注意してピックしていけばいいかと言うことを詳しく説明していきます。

 

 まず通常の2Pickフォーマットでの、アリーナ5勝デッキを参考に考えていきます。以下の画像を御覧ください。

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  まず注目して欲しいのは、画像上部の緑のバーで示されているコストカーブです。

  基本的には上図のように2コストのカードのコスト帯が頂点になるように組み、コストが大きくなるにつれて枚数が少なくなっていくような、なだらかなコストカーブを意識します。何故かと言うと、2ターン目までに引けるカードの枚数は限られているため、最も理想的な2/2/2のフォロワーを多くピックしないと、序盤から動けずに相手にテンポを取られてしまうからです。さらに、2コストのカードは、6ターン目に2コスト+4コストのように他のカードと組み合わせて使うことができるため、柔軟に動くための潤滑油になるからです。

 

 また、高コストのカードほど枚数を少なくする理由は、序盤に高コストを複数枚ひいてしまってプレイするカードが限られてしまい、柔軟に動けなくなるのを防ぐためです。高コストのカードはコスト相応のパワーを持っているので魅力的ですが、欲張りすぎると上記のような手札事故に繋がるので気をつけましょう。

 

 また、リーダーの特性などを考慮して、コストカーブの調整をすることもあります。

 例えば、ヴァンパイアクラスの場合、5〜7コスト帯緋色の剣士・豪拳の用心棒・激情の悪魔・バンダースナッチフェンリル・エメラダ・ステンノなどの、「一枚で相手のカードを複数枚破壊できるフォロワー」や「進化なしで相手のフォロワーを破壊しながら場に出るカード」が強力であるため、5〜7コスト帯のコストカードを比較的に多めにピックする場合があります。ヴァンパイアはドローソースがピックしづらいこともあり、息切れしてしまう傾向にあることからも、2コス(あるいは3コス)のカード枚数を絞る場合がございます。(以下に参考画像)

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 すべてのリーダーの特性についてはここでは詳しく説明できませんが、他に注意するリーダーはドラゴンくらいでしょうか。

  ドラゴンクラスは覚醒状態に入るまでのカード効果の弱さや融通の効かなさが弱点になりますが、7コストで5/5のフォロワーを3体出す竜の峡谷や毎ターン盤面か相手のリーダーに5ダメージ与える効果を持つドラゴニックメイル・ギルヴァ、手札のドラゴンカードの枚数分のダメージをすべてのフォロワーに与える狂えるドレイクなどの強力な高コストカードを強みに戦っていきます。覚醒時効果を持つカードも強力なので、竜の託宣ロイなどのPPブーストカードも魅力的であるため、コストカーブが比較的高コストに寄った、重めのデッキになる場合が多いです。(以下に参考画像)

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さて、ここから本題です。

 

☆選定されたカードを見ていこう!

 時間の都合上、通常の2Pickで出現するカードの評価は致しません。

 2Pickに帰ってきた、特筆すべきカードをピックアップして評価致します。

 ここでは基本的にカードの効果やスタッツを丁寧に書くことはしません。(文字数が多くて見づらくなるため。)

 カードの効果やスタッツをご存知ない場合、以下のリンクのポータルゲーム内のカード一覧からご参照下さい。

shadowverse-portal.com

 

⚠2018/6/21(現在) 時間の都合上、重要だと感じたニュートラル, ネクロマンサー, ロイヤル, ドラゴン,ネメシスのカードの評価のみになります。随時更新していきますので、他リーダーは次回の更新をお待ち下さい。

 

まず、全クラスに影響のあるニュートラルカードから見ていきましょう。

ニュートラ

①バハムート…SSランク

 盤面のすべてのフォロワーを破壊する9/9スタッツのShadowverseの象徴カード。このカードは相手がどんなに有利な盤面を形成していたとしても、一枚で盤面を覆せるハイパーカードであるため、最優先ピックの対象になるカードになるでしょう。

 ※このカードの復活により今回の特殊2Pickでは、死の舞踏やモモなどの確定破壊になるカードや、異界転送やオーディンなどの確定消滅になるカードの優先度が上がりそうです。

 ② ダークエンジェル・オリヴィエ…SSランク

 帰ってきました、ファンファーレで進化権を3まで回復するカード。

 このゲームは進化が勝負の鍵!!と言われているだけあって、進化権を3つ回復する効果は非常に強力です。どのクラスにおいても最優先ピックの対象になります。

 ③サタン… B〜Aランク

 デッキをアポカリプスデッキに変えるワクワクカード。アポカリプスデッキには、相手のライフを1にするアスタロトの宣告や、7コストで7ダメージ7回復のディースの裁き、6コスト8/8疾走の沈黙の魔将、5コスト13/13オーバースタッツのサタンズサーヴァントが入っており、ゲームの決め手になるため、優先ピックしたい。

 ただし、プレイするターンは相手の盤面に干渉できない上に、10/6/6の小さいフォロワーなので、プレイするタイミングが難しい。よって、他に優先するフォロワーがいるなら控える場合もあるだろう。(優勢時や進化権がある時にプレイしてフィニッシュを必ず取るきるカードという認識)

  ④カイザ…Sランク

  でました。2Pickerを震撼させたカード。3/2/2のしょぼいカードに見えるが、消滅されない限り無限に使い回せる2/2/2フォロワー、アルティメットキャロットを手札に加えるカード。2Pickでは無限に使い回せる永久機関があると、「手札切れによる負け」を減らすことができるため、重要カードになってきます。それに2/2/2を使い回せることで、他のコスト帯のカードと組み合わせてプレイすることもできるため、事故も減らせるという神のようなカードでございます。ただし、テンポロスは出るため注意しましょう。

  ⑤ゼウス…Sランク

  全知全能の神で、疾走・必殺・守護を持ち合わせている10/5/10フォロワー。顔やフォロワーを守りながら5ダメージ与えられて、上から取られないフォロワーは強力なので、コストバランスを考えた上でピックしよう。

  ⑥オーディン…SSランク

  特殊ルール2Pickでは、強力な大型フォロワーがたくさん選定されているので、確定消滅を持つこのフォロワーの優先度は高い。ウロボロスデュエリスト・モルディカイ、レオニダスのようなラストワード持ちや、連なる咆哮などのアミュレットにも対抗できる術になるため、最優先でピックしよう。

  ⑦ハンプティダンプティ…Bランク

  進化すると、両プレイヤーの盤面全体に3ダメージを与える4/3/3フォロワー。卵大爆発がピックから外れているため、全体3ダメージを出せることに魅力は感じるが、進化権を使ってしまうことと、ハンプティダンプティ自体も破壊されてしまうため、相手の優勢状態が続くことが多いため、優先ピックとは言えない。

 しかし、このカードのケアは重要になってくるので、いつ打たれても良いように身構えておこう。ピンチを打開するカードではあるので、避ける程のカードではないですが。

  ⑧御言葉の天使・天弓の天使リリエル…Aランク

  細かい1点を出せるフォロワー。かゆいところに手が届いたり小回りが効いたり、非常に有用なカード。このカードの出現により、体力1のフォロワーの優先度は下げざるを得ないため、念頭に置いておこう。

  ⑨ルシフェル…Aランク

 これは評価が難しかった。このカードはいわゆる''耐えゲー''に持ち込めた時に相手が今まで削ってきたライフを大幅に回復できる可能性を秘めている。ただ、盤面に干渉できない上に8/6/7という若干弱いスタッツが気になる。特殊2Pickでは優秀な高コストフォロワーが他にもいるので、このカードですら最優先でない場合がある。アグロプランで詰め切ろうとしてくる相手に対しては最強なので、自分で使ってみて評価を変えてみてください。⚠進化時は8/6/7→8/9/8 で+3/+1 になるのは忘れがちなので、この機会に覚えておこう。進化後はターン終了時に相手リーダーに4ダメージ与えることができるため、フィニッシュにも使えるカードだ。

 ⑩歴戦の傭兵フィーナ…Aランク

  こちらは5/4/5フォロワーで、進化時に0コストのミニゴブリンメイジ2/2を一枚手札に加えることができます。進化権は必要であるものの、5/6突進+2/2(ワンドロー付き)の動きは手札を減らさずに盤面を取ることができるため、2Pickでは重宝される。

 また、0コストになったミニゴブリンメイジはどのタイミングでもプレイできるため、エルフのようなリーダーではコンボに必要なプレイ数を稼ぐカードとしても知られていますね。

 ⑪風の軍神グリームニル…Sランク

 3/2/3守護フォロワーとしても強いが、エンハンス10で相手の盤面に4ダメージを与える。

 なかなか4点AoEをケアするのは難しいため、このカードで一気に盤面を返すことができる。活躍の場面が多いため、優先ピックしたい。

 

 

 

 

★ネクロ

 ①悪戯なネクロマンサー…Aランク

  かつてRAGEグランドファイナルのネクロ構築にも採用されていたほどの優秀なフォロワー。4/4/3 進化後4/5/4で、ゴーストを2体出します。ライトニングランサーやドラゴンウォーリアのように3点を出せないのが玉にキズだが、2点分を自由に振り分けられるのがメリット。4T、5Tの動きを安定させたいと思ったらピックしていこう。

 ②不死の大王…Sランク

  ナーフはあったものの、かつて2Pick最強ゴールドカードと呼ばれたカード。4/5, 2/1,  2/1(さらに効果持ち)が並ぶだけでも強力なのだが、0コストで加わるワイトキングが何よりも最強。カードパワーが非常に高いので優先ピックしよう。

 ③魔将軍ヘクタァァァァァァ!!!…Sランク

 ファンファーレ ネクロマンス 8;ゾンビ2体を出す。ターン終了まで、自分の他のフォロワーすべては+2/+0されて、突進 を持つ。

  ネクロマンスを消費することで、盤面処理や相手のライフを大幅に削る動きができる優秀なカード。骨の貴公子なども帰ってきて場残りが良くなったため、ヘクターを強く使える場面は多い。

  冒涜の墓場など、ネクロマンスを消費してしまうカードをピックしている場合、効果を最大限に活かせない場合もあるため、デッキのバランスに注意。

 ④冥守の戦士カムラ…Sランク

  このカードは相手にするのも自分で使うのもコツがいるカード。雑にプレイしても強いのだが、相手の盤面が空の状態で確定除去に処理されたり、小粒のフォロワーを数体当てられて処理されると、カムラの回復・破壊効果を最大限に活用できないので注意。出し方としては、バハムート昏き底より出でる者などの大型フォロワーを止めるようにプレイすると、大型を破壊しながら破壊したフォロワーの攻撃力を回復するという強い動きができる。ただし、異界転送オーディンの消滅には要注意。

 ⑤デュエリスト・モルディカイ…SSランク

 ラストワード デュエリスト・モルディカイ1体を出す。 

  このカードは破壊されても、再び同名カードを場に出すため、何度倒されても盤面を取り続けられるカード。プライムアーティファクトと違って、相手ターンに倒された場合、次のターンから再び攻撃可能であるという点で優れている。消滅に注意。

 ⑥アンドラス…Aランク

  必殺  ファンファーレ ネクロマンス 4; 疾走 を持つ。

  他に優先したい高コストカードがたくさんあるためそこまで優先度は高くない。しかし、ネクロマンス消費で疾走を得るため、5点ダメージを出すフィニッシャーになり得るカードである。ネクロマンサーと対面する場合は、体力を6以上に保ったほうが身のためかも!?(なおアイシャは10点飛ばしてくるので、さらに注意が必要)

  ⑦蝿の王…A〜Sランク

    7/4/4 ファンファーレ と自分のターン開始時、絶速の甲虫、絶死の毒蜂、絶護の魔蠍の中から、ランダムに1体を出す。

    2/3疾走ドレイン or 3/2突進必殺 or 4/4守護 のどれか一体をランダムに出します。

    ランダム効果のため狙った動きがしづらいことがネック。4/4守護で本体を守ることができれば再びもう一体出すことができたり、3/2突進必殺で大型を除去したりできると、十分なアドが取れるカードなので優秀。2/3疾走ドレインで顔を殴りながら回復するヤツは盤面のトレードにおいては微妙なので一番はずれかもね。

  ⑧破魂の少女…Aランク

 ファンファーレ ネクロマンス 4;相手の進化後フォロワー1体を破壊する。 

  相手の進化後フォロワーをネクロマンス消費のみで破壊できる最強の2コスフォロワー。特殊2Pickでは落とし穴がないため、大型の進化やフェイス進化は切りやすいがネクロ対面ではこのカードがあるため、基本的にケアしたほうが良い。

  ⑨ケルベロス…Aランク

  1コストで2点ダメージ与えるミミや、1コストでフォロワーを+2/0するココを手札に加えることで柔軟な動きができる。しかし、自身のスタッツが低いので、そこまでのズルはできないので、Aランクをつけました。

  ⑩死の祝福…Aランク 

  1枚で3体並べる優良カード。ネクロマンスを消費できれば、2/3守護が3体という強固な盤面を形成できるため優先ピックしたい。ただし、他にもネクロマンス消費したいカードがあったり、すぐにネクロマンスを6貯めることは難しいため、苦手な人は優先度下げてもヨシ。グランプリではドラゴンやビショップがAoEを複数持っているので注意。

 

  ☆ネクロマンサーの5勝デッキ

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上図は筆者が グランプリで5勝したネクロマンサーデッキ。

ネクロマンサーはネクロマンスの消費によってアドバンテージを取れるので、2コストのフォロワーを多めにとって、毎ターンしっかりカードをプレイすることで、墓場を増やすようなピックをオススメします。スカルリングや死の祝福、不死の大王などは1枚で複数体のフォロワーを展開できるため、ハンド消費を抑えられたり、墓場の数を増やせたりするので、オススメです。

  また、冥守の長・アイシャはネクロマンス10を消費して10点分の疾走打点になる強力なフィニッシャーであり、このカードがあると簡単にリーサルが取れるようになるため、最優先でピックしたい。

  また、デュエリスト・モルディカイは消滅に弱いが、消滅されない限り常に盤面に残り続けるため、無限に盤面処理ができたり、リーダーを攻撃できるため、1枚あると勝利の決め手になるかもしれない。破壊されても場に残り続けるため、バハムートの牽制になるカードとしても知られている。

  低コストを多めにピックすることが多いため、交戦する度にドローできる必殺フォロワー悪夢の処刑人が活躍する。

  ネクロマンス2を消費して、ターン終了時にランダムな相手のフォロワーに2ダメージ与える漆黒の剣鬼は1枚で2枚以上のカードを破壊できるフォロワーなのでこれも優先ピックしたい。

  

 

 ⚠以下, 2018/6/19 19:00〜 追記

 

 ★ロイヤル

 ① フローラルフェンサー…Sランク

 4/3/4フォロワーで、進化時に2/2のスティールナイト1体と1/1のナイト1体を出す事ができる。最速で後攻4Tに進化でき、相手のフォロワーを上から取りながら3体場に出せるため、コストパフォーマンスが良い。次のターンに場にフォロワーが残りやすいため、バフをかけやすかったり、進化時に相手のフォロワー1体に「自分の場のフォロワーの数」と同じダメージを与える蒼弓の提督モニカに繋げやすい。序盤〜中盤の段階で盤面を制圧できるのは非常に優秀と言える。

  ②セージコマンダー…Aランク

 6/4/6 ファンファーレで自分の他のフォロワーすべてを+1/+1する指揮官フォロワー

 自身のスタッツも悪くない上に、場のフォロワーをバフできるため、盤面を制圧できている場合、一気に盤面を強固にできる。

 海底都市王乙姫などの多面展開できるフォロワーマスタークノイチなどの場に残りやすい潜伏フォロワーと相性が良い。ニュートラルフォロワー、兵士、指揮官を問わずバフできることに注意。

  ③ドラゴニュート・シャルロット…Aランク

  8/4/7 疾走 守護 フォロワー 

  相手のリーダーのライフを削りながら自分のライフやフォロワーを守れる、小さくなったゼウスのようなカード。体力が高く、盤面の処理にも使えるため、汎用性が高いフォロワーと言える。高コストフォロワーには他にも優秀なカードが存在するため、他に優先するカードがあるなら控えてもいいだろう。

  ④メイドリーダー…Bランク

  2/1/1 ファンファーレ 指揮官カードをランダムに1枚、デッキから手札に加える。

  2/1/1とスタッツは低いが、特殊2Pickでは強力な指揮官カードが多いため、それらをサーチできる点で優秀である。2ターン目にプレイすると相手の2コスフォロワーに上からとられてしまうが、中盤終盤で他のカードと組み合わせてプレイすると、テンポロスを感じずに強力なカードを手札に持ってくることができる。

  2コストフォロワーが取れていない時にデッキバランスを調整する感覚でピックするのがいいだろう。

  ⑤フロントガードジェネラル…Aランク

 守護  ラストワード 2/3守護のフォートレスガード を1体を出す。

 ロイヤルが誇る鉄壁守護である。特殊2Pickではジェネシスドラゴンやアルベール、ジャングルの守護者など、大打点系疾走フォロワーが多数存在し、フェイスプランを取れるリーダーが増えている。

  皆様もグランプリ中に守護を建てられずあっという間にリーサルを取られるといった経験はないだろうか。フロントガードジェネラルはラストワードで守護を場に出すため、そういった疾走系のフォロワーを止めることができるのでオススメである。

 ⑥アルビダの号令… Aランク

6コスとスペル。 3/2/3守護パイレーツ1体と3/3/2疾走ヴァイキング1体を出す。

 このカードは相手のリーダーのライフを削りながら守護を立てたり、ヴァイキングで細かい処理をしつつパイレーツ進化で2体のカードを処理したりと、汎用性が高く役割がが多い。優先ピック対象になるだろう。

 ⑦ツバキ…Sランク

 潜伏
 ファンファーレ 攻撃力5以上の相手のフォロワー1体を破壊する

  大型の強力なカードが多い特殊2Pickでは大活躍するだろう。特に、ニュートラル枠で猛威を奮っているバハムートやゼウス、サタンへの解答になる。また、潜伏まで持ち合わせているため、スカイフォートレスなどのバフ先になったり、単純に相手のリーダーのライフを削るカードにもなる。相手が大型をプレイしなかった場合、効果を発動できない時もあるが、使えた時のパワーは計り知れないので、機会損失をしないためにも最優先でピックしたい。

  ⑧アドバンスブレーダー… Sランク

  5/3/4 ファンファーレ 兵士・カードをランダムに2枚、自分のデッキから手札に加える。

  このカードは4コスト相当のスタッツを持ち、テンポロスを感じずに2ドローできるため、次ターンの動きが見えていない場合などに非常に有用である。特殊2Pickではニュートラル枠にドローが存在しないため、手札が細くなりがちな傾向にあるので、デッキが強いのに手札事故で負ける。という方に是非ピックしていただきたい。

 ⚠デッキが30枚の2Pickではサーチ先が絞れる時があるので、何を引いてくる可能性があるのか常に考えておこう。

  ⑨ニンジャアーツ…Aランク

  3コストスペル 相手のフォロワー1体に4ダメージ。 エンハンス 8; その後、5/4/4潜伏のニンジャマスター1体を出す。

  ついに帰ってきました、私の大好きな除去スペルニンジャアーツ!!

   体力4のフォロワーは軽量除去効果で処理できず、2コストフォロワー進化で無理やり相打ちするといった経験はないだろうか。このカードは1枚でそれを解決してくれる上に、エンハンス8で潜伏フォロワーを展開しながら除去を行える優秀なスペルです。非常に扱いやすいため、一枚はピックしておきたい。

   ⑩レオニダス… A〜Sランク

 ラストワード レオニダスの遺志1つを出す。(レオニダスの遺志→自分の場にフォロワーが出るたび、それは+3/+3されて、突進 を持つ。)

  プレイしたターンは盤面干渉できない大型フォロワーのため、優勢時にしかプレイしづらい場合もあるが、ラストワードによる場に出るレオニダスの遺志は強力なフィニッシャーになるため、他に強力なカードがピックできていない場合はピックしたい。

  ⑪蒼弓の提督モニカ…SSランク

 5/4/4 指揮官 ファンファーレ ナイト1体を出す。 進化時 相手のフォロワー1体に、「自分の場のフォロワーの数」と同じダメージ。

 このカードはファンファーレでナイト1体をだすため、合計スタッツが5/5と超優秀な上に、進化時効果で場にいるフォロワーの数だけ相手のフォロワーにダメージを与えることができる。盤面の取り合いが重要な2Pickでは、最優先ピックしたい。

  ⑫レヴィオヴァンガードジェノ… Sランク

 4/4/3 突進  ファンファーレ エンハンス 6; 「ラストワード ナイト2体を出す」を持つ。

 先攻4Tで相手の2/2/2や3/2/3を上から取れる優秀なフォロワー。

 【先攻 2T 2/2/2→3T 3/2/3→4T 4/4/3突進】が決まれば、序盤から有利な盤面を形成することができる。

 さらに中盤でも4点除去としても活躍できたり、エンハンス6でプレイするとラストワードでフォロワーを2体を場に出せるため、盤面を形成するのに非常に活躍するカードである。4コスの動きがない場合は最優先ピックしたい。

  ⑬ファングスレイヤー…Sランク

  8/3/8 突進 必殺  攻撃時 フォロワーへ攻撃したなら、相手のリーダーに「このフォロワーの攻撃力の値」と同じダメージ。

  高体力 突進フォロワーで、必殺が付いている上に相手リーダーにまでダメージを入れてくれる超万能フォロワー。盤面の取り合いにおいて様々な役割があるため優先ピックしたい。

  ⑭旋風刃…Bランク

  自分のフォロワー1体を選択する。他のフォロワーすべてに「選択したフォロワーの攻撃力の値」と同じダメージ。

  場にフォロワーが残っていて相手が横並びの盤面でないと有効に使えないため、やや扱いづらいカードです。終盤で 低コストフォロワー+旋風刃 のような動きもできますが、使える状況が限られるカードなので、取りすぎないように注意したい。

  ロイヤル対面では、このカードをいつ打たれても良いようにケアしましょう。

  ⑮ルミナスメイジ…A〜Sランク

   ファンファーレ ルミナスナイト1体を出す。  このフォロワーが場にいる限り、自分の指揮官・フォロワーはEPを消費せず進化できる。(1ターンに1体しか進化できない制限はある)

  なぜか進化権を(少なくとも)1回得するカード。処理を強要することで相手の動きを制限する役割も持っているため、優秀なカードである。一枚で2体フォロワーが出せるというのも魅力的。

  ⑯ガウェイン…Aランク

  特殊2Pickでは強力な指揮官がたくさん存在する。攻撃時に手札の指揮官のコストを下げることができるため、高コストの指揮官を早くプレイしたり、手札に固まった低コスト指揮官を一気に展開したりできる。エンハンス6で突進を持つのも魅力的である。

 私はグランプリで援護射撃を置いた後に、ガウェインで一気に下げた指揮官を連打して3戦くらい勝てました。ただ、このようなコンボ前提のカードは安定しないため、デッキの兵士指揮官バランスと相談してからピックしよう。

 

☆ロイヤルの5勝デッキ 

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   上図は筆者がグランプリで5勝したロイヤルのデッキ。

 ロイヤルはフォロワーの展開や盤面の制圧が得意なので、グランプリでは優先度が高い。

 ロイヤルピックのよくある失敗は、強力な高コストフォロワーを欲張りすぎて序盤の動きが安定しないパターン

 しっかりと一歩ずつ進んでいくことが大切なロイヤルでは、序盤から低コストの優良カードを意識的に集めていくことが大切。低コストフォロワーはクーフーリンやセリア、レヴィオヴァンガードジェノ、大嵐の槍使いなどの中盤以降も活躍するエンハンス持ちを中心に固めていくと、安定したデッキになりやすいので意識して下さい。

 今回のデッキは指揮官が多く、援護射撃やガウェインを最大限活かせるデッキでしたヴィオンセイバー・アルベールはエンハンス9進化込みで10点を相手リーダーに叩き込める優秀なフォロワーで、攻撃時のダメージ無効を使って盤面を制圧することにも使えるため、最優先でピックしたい。ルミナスメイジや突進フォロワーを駆使してアルベールまでに進化権を温存するテクニックも大切。毎ターン進化を切ればいいってもんじゃないので注意。

 フォロワーを全て処理されても盤面最大まで再展開できる騎士王アーサーや乙姫なども強力であるため、バランスを考えてピックしましょう。

 

 

 ★ドラゴン

 ①ドラゴンウォーリア…Sランク

  進化権を使うと、相手のフォロワーを2面とれるカード。

  後攻4Tや5Tあたりの動きとして優秀であるため、あなたを覚醒ターンまで導いてくれるだろう。

  ②ドレッドドラゴン…Bランク

  7/4/4 ファンファーレ 相手のフォロワー1体に4ダメージ。

 進化権が切れた後でも相手の盤面に干渉できる点では優れているが、フィニッシュに繋がるカードではないため、優先度を下げました。特殊2Pickのドラゴンは竜の炎・ジルニトラジェネシスドラゴンドラゴニックメイルギルヴァなどの優秀なフィニッシャーを確保したいので、高コストのフォロワー枚数は絞る必要があります。

 ③ジルニトラ(旧)…Aランク

  進化を切れると、8コストで5/5 2体と3/1疾走を展開できるパワーカード。しかし、8ターン目に進化権を残しておくことは難しく、8コストで 5/5が1体, 3/1疾走が1体となり、8コスト相当の動きができないこともあるため、優先度は低い。オリヴィエなどで進化権を回復できる場合は優先度を上げてもいいだろう。

 ④ダークドラグーン・フォルテ…A〜Sランク 

  6/5/1 疾走  覚醒 状態なら、このフォロワーは攻撃されない。

 体力が低く、除去効果などで簡単に処理される場面もあるが、進化込みで7点を相手リーダーに与えることができるため、低コストながらフィニッシャーになれるパワーカード。

 ただし、基本的には盤面を取っていかないと20点削り切ることができないので、まずは盤面の形成に必要なカードからピックしていくのをオススメする。

 ⑤ファフニール…Aランク

 9/8/10 ファンファーレ 他のフォロワーすべてに2ダメージ。

  必ず全体に2点AoEを出してくれるフォロワー。バハムートがナーフされた今、バハムート以上のスタッツを持つが、AoEのダメージ範囲が限定的であるため、やや使いづらい。横並びに対応するカードがない場合はピックしてもいいかも。

 ⑥ジークフリート…Sランク

 4/3/3というスタッツを持ちながら、ダメージを受けているフォロワーを破壊する最強の4コスフォロワー。1点ダメージを与えるファイアーリザードと相性がいいことで知られている。

 大型フォロワーを打ち取れば、とんでもないアドバンテージが取れるカードなので最優先ピックです。

 ⑦ネプチューン…Bランク

 守護  ファンファーレ オルカ1体を出す。進化時 自分の場のオルカを全て進化させる。   

進化するとファンファーレで出したオルカも進化するので、5/5 と 4/4の突進を1ターンで走らせることができる。炎の竜ジルニトラは進化で2/3 4/4 4/4の3体を突進させることができるのに比べて、少し弱い感じがします。(守護がついている面では優位)

 今回同じカードプールにオルカの大渦・アクアネレイドが存在するため、複数のオルカを進化させる可能性はあるが、場に残すことが難しいのでコンボは期待しない方がいいだろう。 

 ⑧ウロボロス… Sランク

  8コストの永久機関で、場に出す度に盤面か相手リーダーに3ダメージを与えることができるため、盤面の取り合い・リソースゲーム・フィニッシュ3つの役割を持つ優秀なフォロワー。体力が低く、手軽に除去されてしまうものの、消滅しない限り1枚で無限にカードを使い回せるため、1枚はピックしたいカードと言える。

 ⑨連なる咆哮…A〜Sランク 

  9コストアミュレット 自分のターン開始時、5/5疾走の突風のドラゴン1体を出す。

 このアミュレットは9コストでありながら、プレイしたターンに相手の盤面に干渉できないため、自分の盤面がある程度取れていて、ライフも十分にある場合にプレイしたいカードである。オーディンライトニングブラスト破魔の術式などで破壊or消滅された場合、かなり痛い目にあうが、相手が解答を持っていない場合、毎ターン5/5疾走フォロワーを出すことができ、あっという間にフィニッシュに持ち込める。

  このカードが決まったときの爽快感はハンパないので、他にフィニッシャーが取れていない場合は是非試して欲しい。

 ⑩輝石のドラゴン…Bランク

  ファンファーレ 手札からコスト最小のカードをランダムに1枚捨てる。これを2回行う。ラストワード カードを3枚引く。

  コスト最小のカードを2枚捨てて、ラストワードで3枚引くカード。要するに、4/3/4でワンドローが付いているなかなか優秀なカードである。さらに、手札がこのカードしか無い時にプレイすると、手札を捨てるデメリット効果は発動しないのに、ラストワードの3ドローを受け取るテクニックがあるので、覚えておきましょう。

  ⚠消滅すると手札を捨てただけで終わる最悪なパターンがあるので、ビショップ対面ネメシス対面では要注意です!!

 ⑪ラースドレイク…Aランク 

  ファンファーレ 他のフォロワーすべてに1ダメージ。エンハンス 8; 1ダメージではなく3ダメージ。

  卵大爆発がニュートラル枠で出現しないため、エンハンス8で3点AoEになるこのカードの評価は高い。ただし、相手が有識者の場合、ケアされることが多いので活躍するかはわからない。もちろん、ドラゴン対面の場合はラースドレイクは常にケアしましょう。

 ⑭灼熱の嵐…A〜Sランク

  全体4点AoEの7コストスペル。AoEなので使える場面は限られるが、AoEの中でも4点はケアがしづらく、一枚で複数名のカードを破壊できるカードなので、相手の横並びを一層し、相手のリソースを切らせることができる。

 ただし高コストなので、スペル発動後にフォロワーが残らず、再び相手側が展開を初めてしまうことになりがち。とは言っても、本来進化を使って処理する場面をこのカード一枚で処理できたなら、進化権の温存に繋がったりもするので優秀である。とりすぎに注意。

 ⑮ジェネシスドラゴン…Sランク

  10/7/9疾走フォロワー。進化なしで7点出せる強力なフィニッシャーである。フォルテと違って、体力も高いため、盤面処理に使っても場残りがよい。

 ⑯ワイリーワイバーン…Aランク

 5/4/5という標準ステータスを持ちながら、ラストワードで手札にブレイジングブレスを加えることができる。ドラゴンは細かい処理が苦手なので、軽量除去が加わるのは嬉しい。

 

☆ドラゴンの5勝デッキ

 

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  上図は筆者がグランプリで5勝したドラゴンデッキ。

 ドラゴンは細かい処理が苦手ですが、今回はスターフェニックスが大幅に活躍しました。3コス2/2突進で処理に使うと若干コスパが悪いですが、スペルを使う度に何度も使い回せるため、非常に小回りが効く安定したデッキになりました。

 また、2枚ピックしたウロボロス永久機関であり、毎ターン3点を盤面か相手リーダーに打つことができるため、相手のリソース切れを狙ったり、リーサルに近づけることができるため、最優先でピックしたいと改めて思った。

 大型フォロワーはジークフリートや、ベオウルフ、死の舞踏、黒ガルア、フィルレイン、誓いの一撃で簡単に処理ができ、小粒フォロワーの横並びに対しては、ドラゴニュートフィストやサラマンダーブレス、灼熱の嵐、竜の炎ジルニトラ、ファフニールで一一掃できたため、返せない盤面が存在しませんでした。(モルディカイなどは苦戦したが、フォルテなどの疾走で詰め切って勝ち。)

 AoEや確定除去が多く、盤面を返しやすいため、竜の闘気で回復・PPブーストしながら2ドローする動きも簡単に実行できた。

 

【追記↓】2018/6/21 20:00〜

 

 ★ネメシス 

⚠ネメシスのみ通常の2Pickでも出現するカードも評価致します。

 

 ①静謐なる歯車…Aランク

  最高で3コスト4ドローになる優秀なドローソース。ネメシスは優秀な除去スペルやアーティファクトを持つため、多少のテンポロスをしてドローしても、盤面を返せることが多いです。ドローソースの優先度を上げて、事故やリソース切れを解消しましょう。

 ②フラワードール…Aランク

  2/1/2 ラストワード 自分の手札が4枚以上なら、操り人形1枚を手札に加える。自分の手札が3枚以下なら、操り人形1枚とフラワードール1枚を手札に加える。

  このフォロワーは手札が3枚以下の場合に永久機関になる。このカードが1枚あれば手札切れでの負けを減らせるため、1枚あるとデッキが安定する。ラストワードで人形を手札に加えるため、ノアやオーキス、エフェメラなどとも相性が良い。

  ③白黒翼ネクス…Sランク 

  4/3/4 進化時 共鳴 状態なら、相手のフォロワー1体に3ダメージ。

 このフォロワーはドラゴンウォーリアやライトニングランサーのような立ち位置で、4コストで進化時二面除去性能を持っているフォロワー。

 このカードは進化時のスタッツが5/6であり、他リーダーの二面除去フォロワーよりも優れている。ただし、共鳴状態のみでの効果なので共鳴状態は常に頭に入れてネクス進化に繋げましょう。構築戦ではあまり見られないカードであるが、2Pickでは猛威を振るうので最優先ピックしよう。

 ④肉球砲の撃ち手…Bランク

  突進 ファンファーレ エンシェントアーティファクト2枚をデッキに加える。

 エンシェントアーティファクトは1コスト3点除去として優秀であるが、ドローが付いていないため息切れが早くなる傾向にある。よって、他のアーティファクトを埋めるカードに比べて評価は低い。アナライズアーティファクトやミスティックアーティファクトレディアンアーティファクト、プライムアーティファクトを埋めるフォロワーを優先してピックしよう。

 ⑤加速装置…Cランク

 1コストアミュレット カウントダウン 3 自分の場にアーティファクト・フォロワーが出るたび、それは突進 を持つ。 自分がアーティファクト・カードをプレイするたび、自分のPPを1回復。

 このカードは構築戦で3枚採用されるほどのカードであるが、2pickではデウス・エクス・マキナが取れるとは限らず、アーティファクトを引き込める確証がないため、優先度は低い。アーティファクトをたくさん引き込めそうな場合や、プライムアーティファクトに突進を付与したい場合に使うといいだろう。

 特殊2Pickでは通常の2Pickよりもアーティファクト軸でデッキを組みやすいため、比較的活躍の場面はあるが、カードを1枚使ってまで発動させたいカードではないし、コンボに依存するため2Pickでの優先度は低い

 ⑥異界転送…Sランク

  相手のフォロワー1体を消滅させる。アーティファクト・カードをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。 

  特殊2Pickでは強力なラストワード持ちフォロワーや大型フォロワーが多いため、消滅の需要が高い。消滅効果を使えるのはネメシスの強みでもあるため、優先してピックしたい。アーティファクトのサーチと共鳴調整の役割も果たす最強スペルである。

 ⑦生命の量産…Cランク

  手札のアーティファクト・カード1枚のコストを-1する。そのアーティファクト・カードと同名のカード3枚をデッキに加える。

 加速装置と同様、構築戦では採用されるカードであるが、デウス・エクス・マキナのようなアーティファクトをたくさん引き込むカードとのコンボ前提のカードであるため、基本的にピックは避けよう。手札にアーティファクトがない場面では使えない上に、一枚カードを使用してアーティファクトを埋めるだけになりかねない。

 ⑧デウス・エクス・マキナ…SSランク

 デッキが30枚しかない2Pickではデッキアウトが早まることが不安になって評価を低く置いている人もいる。しかし、特殊2Pickでは共鳴調整を行えるカードやアーティファクトを埋めるカードが安定して取れるため、デッキアウトの恐れは少ない。6枚ドローを繰り返し、アーティファクトのコストを踏み倒すこのカードは上振れを狙えるカードであるため最優先ピックしよう。

 ⑨歴史を知る者…Sランク

 ファンファーレ プライムアーティファクト1枚をデッキに加える。進化時 アーティファクト・カードをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。 

 2Pickにおいては、盤面に残り続けて永久機関になるプライムアーティファクトが強力であるため、デッキに埋めていきたい。進化時にアーティファクトをサーチできる上にプレイ時に共鳴調整も行えるため、用途の広い優秀なフォロワーである。見かけたらピックしよう。

 ⑩殺戮の人形・ツヴァイ…SSランク

 7/4/4 ファンファーレ ヴィクトリア1体を出す。進化時 自分のヴィクトリア1体は「このフォロワーは、1ターンに2回攻撃できる」を持つ

ヴィクトリア 3/1 突進  攻撃時 フォロワーへ攻撃したなら(ダメージを与え合う前に)、そのフォロワーに「このフォロワーの攻撃力の値」と同じダメージ。

 このカードの進化でほとんどの盤面を返せます。進化がなくても小粒や中型フォロワーを取れるため、2Pickでは猛威を振るいます。デッキバランスは考えるべきですが、基本的にピックして間違いはないです。構築戦では見られないカードなので、要注目

  ⑪豪腕の闘士ディルク…Aランク

  突進  ファンファーレ コスト3以上のアーティファクト・カードをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。

  体力は低いものの、5コスト5点突進として使える上にプライムアーティファクトレディアンアーティファクト、(ミスティックアーティファクト)などの勝利につながるカードをサーチできるため、1枚あると便利。

 プライムアーティファクトを埋めるカードが一枚以上取れていたら、優先ピックしたいところ。

 

 ⑫心なき決闘…Sランク

 5コスト スペル

 ロイド  1/4 守護  相手は、能力でこのフォロワーを選択できるとき、このフォロワーしか選択できない。

ヴィクトリア 3/1 突進 攻撃時 フォロワーへ攻撃したなら(ダメージを与え合う前に)、そのフォロワーに「このフォロワーの攻撃力の値」と同じダメージ。

 チョイス したカード1体を出す。操り人形1枚を手札に加える。
エンハンス 7; チョイス したフォロワーは+0/+3されて、必殺 を持つ。

 

 このカードは一度使わないとイメージが湧きづらいかもしれませんので、詳しく説明しましょうか。

 まず、エンハンスなしの5コストでのプレイですが、基本的に盤面干渉可能なヴィクトリアの方をチョイスします。5コストで人形を一体手札に加えてロイド 1/4守護だけだとコスパが悪いので。

 

  次は、7コストエンハンスでのプレイを見ていきましょう。

 ・ヴィクトリア3/4 突進 必殺 で、攻撃時に相手フォロワーに攻撃力分のダメージを与えます。 

 エンハンス時のプレイでも、基本的にこちらのヴィクトリアのチョイスになります。

 相手の小型〜中型フォロワーを処理しながら場に残しましょう。相手に処理を強要することができるため、相手の動きを制限できます。必殺持ちなので処理しづらく、相手のゲームプランを崩すことができます。必殺持ちなので、大型フォロワーの処理にも使えます。 7コストなので、大型の処理に使うと若干コスパは悪いです。

 ・ ロイド1/7 必殺 守護 で、他の自分のフォロワーを能力で選択不可にします。

 こちらが盤面を制圧している場面で、自分のフォロワーを除去効果や突進から守り、ゲームを決めきる時に使うことが多いです。高体力必殺守護ということで、フォロワーを複数体受け切れたり大型フォロワーのプレイを止めることができたり、と相手の動きを封殺できます。疾走フォロワーのケアにも使えるので便利。

 

 ☆ネメシス5勝デッキ

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 上図は筆者がグランプリで5勝したネメシスデッキ。

 

 デッキの特徴は2・3コストのカードが多く、ドローソースを2枚採用している点です。

 これは非常に重要なポイント。ネメシスは進化時効果やドローソースでリソースを確保しながら優秀な除去で盤面を取り切るタイプのリーダーなので、低コスト多めドロソ多めを意識して、コストカーブを外さずに毎ターンカードをプレイしていけるデッキを組みましょう。

 ロングゲームに持ち込んで、相手のリソースを削っていくのが主な勝利プランになりますが、プライムアーティファクトなどの永久機関ノアやレディアンアーティファクトのような疾走フォロワーを使って、早期決着を狙うプランも強力ですので、頭に入れておきましょう。  

 ネメシスは人形で細かい処理が可能なので、小回りが効きます。また、2/2/2や3/2/3が多く、序盤の安定感もあります。よって、リーダーの優先度も高いです。

 

 

 

 

 ☆その他注意点、おまけ

 ・落とし穴は存在しないため、ケアはしなくてよい。

 ・強力なレジェンドカード等を引き込むために、ドローカード(ex.アドバンスブレーダー, カラボス, 誓いの一撃など)は多めに取ると良いかも知れません。(ネメシスを除いて、ニュートラル枠にドローソースがないため)

 ・疾走やバーンが多く、フェイスプランが取りやすくなっているため、フェイス進化も上手く交えるのがコツになります。ただし、20点削りきれる自信がない場合は進化権を大切に使いましょう。

 

AoEをケアしよう!!(ランダムダメージや同名カード除去もケアの必要があるのでカッコつきで記載しました。)

【⚠赤文字は味方と相手全体に効果, 青文字は相手のみに効果】カード名の先頭に、コストと与えるダメージ(あるいは体力X以下消滅,破壊)を記載しました。詳しくはカードの詳細をご参照下さい。

 

ドラゴン(4c1点/デスミストドラゴン)5c1点,8c3点/ラースドレイク3c1点,5c2点/ドラゴニュートの威圧7c4点/灼熱の嵐8c1点/マナリアドラコグレア9c2点/ファフニール9cX点/狂えるドレイク

ビショップ5c2点/エンシェントレオスピリット(5c/清き殲滅)テミスの審判6c2点/ダークジャンヌ7c3点/希望導く聖乙女ジャンヌ8c2点/ジャンヌダルク

エルフ3c2点/紅弓のエルフ6c2点マヘス(6c/カシオペア)(7c/根源への回帰)

ネクロマンサー3c1点or3点/腐の嵐・6c2点/ブラックスワンオディール・7c4点/死滅の霧

ウィッチ4c2点/ノヴァフレア(4c/ファイアーチェイン)(5c/冬の女王の気紛れ)(変異の雷撃)6c2点or5点/破砕の禁呪・6c3点/偉大なる魔術師レヴィ・7c3点/アルケミックロア・9cX点/ミスリルゴーレム・(9c/ギガントキマイラ)

ロイヤル4c1点/逆境への対処5cX点/旋風刃7c2点/大嵐の槍使い

ヴァンパイア(2c/群れなす飢餓)・5c1点/轟雷の悪魔6c3点/デモンストーム7c2点/血餓の女帝4c or 8c 8点/黙示録

ネメシス4c1点/人形使いの糸5c1点/魔銃の傭兵8cX点/マグナレガシー

 

 

 

 

 

 ☆最後に

 すべての評価やアドバイスを書く時間が足りなかったため、グランプリ期間中に内容を変更したり追加したりして、よりよい記事にしていきますので、次回の更新をお待ち下さい! 更新はTwitterで連絡致します。また、ブログのコメント欄に質問や追加して欲しい内容を書いていただければ、検討しますので宜しくおねがいします。

 

 それでは、ひとまず、お読みいただきありがとうございました!!